【篠井英介 所属のご報告】
いつもお世話になりまして、まことにありがとうございます。
さて、このたび、小社に 篠井英介 が所属することとなりました。
英介さんに初めて触れたのは、1992年、ZAZOUS THEATER『銀龍草』(鈴木勝秀 作・演出)という青山円形劇場での舞台でした。『欲望という名の電車』上演中止の憂き目に遭いながら、気迫に満ち、尖りまくった英介さんは、妖艶な空気を全身からビシビシ放出していました。私は搬入・仕込みのバイトくんとして、そのお姿に、ただただビビっていました。
あの篠井英介を、果たして未熟な我々で引き受けられるのか。
確信など持てないまま、あの日のように、ビビっています。
ですが、新しい道を選んだ英介さんがそうであるように、思いも寄らぬ出来事がこれから待っているというワクワクに、いやおうなく胸が高鳴っているのも事実です。
英介さんには今まで、数多くの御関係者、ご友人、ご贔屓、前・前々事務所の皆さまらと駆け抜けた日々が有り、その尊き積み重ねのうえに、我々は未来を夢見させていただきます。その僥倖をきっと噛み締め、皆さまからのバトンをしっかり受け継ぎ、まだ見ぬその先へ、英介さんと共に走り出そうと思います。
ジタバタ、ドタバタしながらかもしれませんが、どうかあたたかく見守っていただけますと幸いです。従来の所属俳優ともども、ご支援、ご教導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2021年8月吉日
株式会社 吉住モータース
代表取締役 吉住太日志